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渓を想う 1 2
水底まで透けて見える
ほとんどのイワナの背中は、あおみどり色に擬態して、きっと水の上からでは見分けが付かない。
しかし、ヤツらはやっぱりおばかで、自分の影が水底に映ることなどわかるはずも無いのであった。
水底に影が動く。
しめしめ、いるではないか。
「私にはお見通しだぞ。」
そうなるのだ。
遠くからのロングキャスト。
フライの着水と同時にやつらは食いつくのだ。
ポイントを見ただけで、最高の瞬間が釣り人の頭の中に描かれる。
